Summary
ABBはSouthwest Aluminumの冷間圧延設備2基向けに、制御システムや駆動装置、デジタルソリューションを供給する2件の受注を獲得した。両設備は2027年末までの稼働開始が予定されている。
Detailed facts
2基の冷間圧延設備向けに制御・計測技術を供給
ABBは、中国・重慶を拠点とするアルミニウム製品メーカーSouthwest Aluminum向けに、別々の冷間圧延設備を対象とする2件の受注を獲得した。供給対象は、2スタンド式・幅2,500mmのミルと、シングルスタンド式・幅3,000mmのミルで、いずれも6段圧延機である。供給範囲には、ABB Ability System 800xA分散制御システム、駆動装置、板形状制御、センサー・計測技術とデジタル機能が含まれる。
Check the source ↗共通制御基盤とデータ分析機能を導入
2基には共通の制御システム標準を適用し、設備間の運転環境の一貫性やシステム互換性を確保するとともに、保守と予備部品管理を簡素化する設計とする。ABB Ability Smart Manufacturing Solution for Cold Rolling Millは生産、品質、設備のデータを統合し、ABB Ability Historyが高頻度のプロセス情報を収集・保存する。厚み偏差や板形状の監視に加え、Golden Coil分析手法による品質、生産性、歩留まり、エネルギー消費に関する分析や、状態監視・駆動性能分析・油圧診断を行う。両ミルは2027年末までに試運転を完了し、稼働する予定である。
Check the source ↗独自観点のコメント
### 共通基盤を軸にした設備更新 今回の案件は、圧延機そのものへの制御・計測技術の供給に、データ統合や設備状態の監視を組み合わせている。制御標準を2基で共通化する点は、運転や保守の手順をそろえ、設備ごとに異なるシステムを管理する負担を抑える狙いがある。
ABBにとっては、既存の関係を生かして制御機器の供給にとどまらず、分析・保全機能まで導入する案件となる。一方、本文からは受注額や、導入後に生産性・品質がどの程度改善するかは確認できない。したがって、現時点で評価できるのは導入範囲と共通化の方針であり、実際の効果は設備稼働後の成果によって判断される。
Sources
- Press coverage Automation Magazine — Read the original ↗